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台風一過

平成16年以来の6月台風でしたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。私のすみかは網戸が吹っ飛んだりしましたが、一応大した被害はありませんでした。予想よりもはるかに東のルートで、ひやひやしました(笑)

台風と言えば恵みの雨です。今回の台風はしっかりと雨をもってきてくれまして、三重県下は軒並み100ミリ程度か、それ以上の大雨となりました。
当然、ウナギ釣りのことを考えるわけですが、どうにもちょいどよい日の都合がつきません。思い切って今日、夕方のわずかな隙間を使って、身近の、新規開拓ポイントに出掛けることにしました。

出掛ける途中にミミズを掘ろうと覗いた水路に落ち葉がない(笑)台風の大雨ですべて流出してしまった模様です。仕方がないので、太イソメを購入しました。

b312.jpg

ここならなんとか、夕方に時間を見つけて出掛けることができる程度の場所です。汽水っぽいけど、どうかなぁ。濁り度は3で、最高ですが、ちょっと水質の悪い濁りも混ざっていて正確な判断ではないかもしれません。ボラ類の幼魚が忙しく泳ぎ回っていて、活性(?)は高そう!この場所でとりあえず釣ってみることにしました。
ただ、釣れない不安もあったため、ここから少し離れた場所でも同時にペットボトルを並べることにしました。釣り座を考えている最中にミミズを発見し、一回分くらい確保しました(ラッキー)



19時16分。我慢できずに先に入れておいたペットボトルの糸が弛んでいきます。おー、ウナギだ。確実にウナギの引きだったのですが餌の先だけ食いちぎられました。これは時合いが早いと読んで、19時20分には投入開始。19時30分には1本目が釣れました。

もう一カ所、仕掛けた方も何度もペットボトルが倒れるのですが、スカか、あるいはカキガラが多いのか、スパッと切れてしまいます。ひとつ確実にウナギという引きのものもプッツン。これは見回り方式でなくて、ずっと見続けていないと釣果は望めなさそうです。

19時50分、先ほどとほぼ同じ場所でまた1本。この場所、20mくらいにわたってペットボトルを置いてみたのですが、釣れるのはたった3mほどの範囲だけ。あとはずっと棒立ちです。この3mくらいの範囲は面白いほどペットボトルが倒れます。

20時20分。もうそろそろあまり倒れなくなってきたので、帰り支度。支度中に電気ウキの地元の方が現れました。ここは細いのばかりで駄目だよねと。たしかに今日は両方ともちょうど40くらい。細いです・・・。いや太いかんじの引きも一回あったけどごにょごにょ。

30分ほど長話をして、先の3mポイントに戻ってくると3本残してあった全てのボトルが倒れています。1本目・・・めっちゃ動いててスカ。2本目・・・おお、これはなんかついてるな、48センチくらいのウナギがぐるぐる巻きになっていました。そして3本目、こ、これは!久しぶりの重い引き、いいウナギだ。慎重に引き寄せるもときたまバシャバシャと暴れます。これだよこれ。

b314.jpg

60UPでした。やっぱりこういうウナギを釣らないといけませんよね。
ところで、ぐるぐる巻きになった目測48センチのウナギ。バケツに入れようと思ったら姿がありません。
なんと、釣り場にあったヘビか何かの縦穴に、入り込んで、出てこなくなっている!大きなウナギと遊んでいる間に、絡まったラインを外し、針も外した模様。結局このウナギはお蔵入り(?)となってしまい、持ち帰りは3本でした。それでも、感覚の良い新規開拓でした。

場所を選び歩けば、愛知三重県は週末までずっと釣り続けることも可能だと思います。明日も行きたい、ウナギ釣り(願望)
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天然ウナギのゆくえ(2)

リンク中にあった日本鰻協会という組織が気になって、色々調べていました。

この日本鰻協会の会長が中心となって、東アジアウナギ資源協議会が結成されたようです。

東アジアウナギ資源協議会の緊急提言(日本語版)です↓
http://easec.info/EASEC_WEB/index_files/EASEC%E7%B7%8A%E6%80%A5%E6%8F%90%E8%A8%80%28Final%29.pdf

ここでは緊急保全策として河川・沿岸域のウナギの漁獲規制、つまり親ウナギをまず規制せよと仰られております。シラスウナギについてはしばらくは情報収集をするだけで事実上規制を求めないと読み取ることができます。(ため息)

名だたる大研究者のみなみなさまが名を連ねる会とは到底思えません、というか、思いたくありません。
ヨーロッパウナギは稚魚(シラスウナギ)の採捕禁止に踏み切りましたが、これはそれが資源保護に効果的だからです。天然ブリの資源量も急減していますが、これは稚魚(モジャコ)の乱獲が主要な原因のひとつだと明らかになってきています。天然うなぎについても資源的な考察に足る資料はいくつか出ていて、シラスウナギの乱獲がその要因のひとつであることは明白な一方、遊漁による影響はリポートされておりません(されているようなら教えてください)。

また、この提言の中には「2004年まで100トン前後で推移していた東アジアのシラスウナギ池入れ量が2010年には41トン、2011年には35トンと急減している」とありますが、これは日本が本格的に中国台湾からのシラスウナギ輸入を開始した、その親の世代とほぼ一致していることを、強く疑わざるを得ません。この点に関して、水産庁はじめ鰻業界は無策だったわけです。

海流の変化による生残漂着率の変化の可能性も指摘されていますが、特に近年海流や海洋環境が変化したという報告もなされていないため、これも可能性のひとつに過ぎないと考えられます。

話が逸れてしまいますが、私は元々民俗習俗学屋です。はっきり言って私個人のウナギ捕りくらいどうなっても構いませんが、シラスウナギの漁獲規制がウナギ食文化の衰退に影響すると主張するならば、今まで零細的に(養鰻業界に文句も言わず)続けられてきた高度な文化的価値をもつウナギ漁は、断絶しても良いのでしょうか。これが漁業先進国日本の姿なのでしょうか。

天然ウナギのゆくえ

こんな記事が出ました。

天然ウナギ捕獲自粛ポスター配布
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20120614/CK2012061402000085.html

あの、ちょっと文句言ってもいいですか。

みなさますでにご存じのとおり、ウナギ資源量は年々減少の一途をたどっております。
参考までに↓
http://www.trafficj.org/press/fisheries/j110712news.html

このデータは水産庁の公表している統計年報のデータをグラフにしたものです。

日本の養鰻業が盛んになって以来、わが国ではほとんど野放し状態でシラスウナギ漁獲を黙認しつづけてきました。グラフから分かるように、ウナギの減少傾向は目に見えていても、名ばかりの特別採捕許可で漁獲量規制も行わずに今まできています。さらに、2000年代初頭からは中国からのシラスウナギの輸入を許しました。中国では従来あまりウナギA. japonicaを使用していませんでしたが、ヨーロッパウナギA. anguillaの規制が強化されたことにより、中国国内でも多く使用されています。さらに日本向けのシラスウナギ輸出。今、中国では河口いっぱいに袋網を張ってシラスウナギを採捕しています。当然混獲されるその他の魚類の稚魚は投棄されていて、環境全体への影響は量り知れません。中国で川に入らんとするウナギたちは、どれだけがその隙間を掻い潜ることができるのでしょうか。

このような状況の中で、自分たち(養殖業者、業界団体)は何もせず、零細的に生計を立てている天然うなぎ漁師にはウナギを捕るなと言うわけです。天然ウナギ釣りをされているみなさまならばおわかりのこととは思いますが、天然親ウナギはなかなか乱獲できるものではありません。細かいウナギは延縄などの方法を除いて、再放流されています(市場で値段がつかないため)。自然と漁獲規制を行ってきた天然ウナギ漁師に負担を強いるこの姿勢に、私は強い違和感を感じます。

結局のところ、シラスウナギはそこからあそこからと食い尽し、超安価でのウナギ提供をすべてにおいて優先させてきた養鰻産業。中長期的な視野でウナギ業界の生き残りを考えれば、知恵を絞る部分はいくらでもあったでしょう。もちろん、この責任は業界だけにあるわけではなくて、消費者の側も何も考えずにそれを享受してきた、という面もあります。でもそのシワ寄せが、天然うなぎを捕る人間に回ってくるのは、そしてその偽善っぷり(うなぎを守ろう!!)が、私には理解できません。

久しぶりのウナギ突きへ

今年は例年ならある「五月下旬の雨」がなく、ウナギ釣りに良い日取りが少ない日々が続きました。そうこうしているうちに、もう梅雨入りです。金曜から土曜日にかけては、降雨がありました。しかし私が行きたいポイントはどこも少雨です。日曜日の夜に空きがあったのですが、ウナギ釣りは諦めて、かわりにウナギ突きに行ってきました。

一昨年惨敗を喫したウナギ突き。昨年はコンディションは悪くなかったのですがミスが多いシーズンでした(そもそも回数が少なかったです)。今年は2週間前の土曜日に新しいポイントに出掛け、一応蒲焼きぎりぎりサイズを確保しています。この川に潜るのは、今年初めて。

この日は少し肌寒い。潜ってみるとやはり少し地形が変わっています。
2009年8月1日のウナギを突いたいつもの場所、というのは随分浅くなってしまい、年々水の流れが悪くなってきました。この日もメソ1とエンピツ1を見かけたのみ。昔は蒲焼きの鉄板ポイントだったのになぁ(いつ)。

水温も少し低めで、ウナギも活性が低いと見えましたが、それでもなんとか2本。友人が1本。及第点でしょう。潜って川を肌で感じていると、ああ、ウナギの好きじゃない環境になったなぁ、なんてのが分かってしまって、ちょっと複雑です。

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プロフィール

うなたろう

Author:うなたろう
うたとうなぎをこよなく愛するうなたろうと呼ばれています。今年はうたもうなぎも、うまーく時間をやりくりしたいものです。

(7月26日,記)日本う●ぎ協会では「天然うなぎを売ることが恥ずかしいと思う世の中」にしたいそうです。シラスウナギに全く規制せずに天然親うなぎ関係者に圧力かける彼らの厚顔無恥ぶりはもはやジョークの域ですね。

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