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アフリカ産ウナギのこと

世の中では外国産ウナギに対する関心が案外高いようです。なので、ちょっとだけ、外国産ウナギの紹介をしてみたいと思います。本当は日本に入ってきているすべての外国産ウナギを紹介するつもりなのですが、続くかどうかは未定です(笑)

先日紹介しましたが、アフリカから輸入を開始したウナギ、これがモザンビークウナギAnguilla mossambica(アンギラ・モザンビカ)です。

Anmos_u0.jpg
photo by Fish Base

モザンビークウナギは東アフリカ、マダガスカルやモーリシャスといった、南西インド洋の淡水域に生息しています。ちなみに東アフリカにはほかにも、オオウナギAnguilla marmorataAnguilla bengalensis labiataAnguilla bicolor bicolorの3種が生息しています。日本では通常ニホンウナギのみか、まれにオオウナギというかんじなので、全然違いますね。

モザンビークウナギはニホンウナギと比べて体色が黄土色からオリーブ色であること(オオウナギのような目立った模様はありません)や、背鰭の位置が少し前側に位置すること、上顎歯が帯状に広がる(ニホンウナギでは細い列になる)ことなどで比較的容易に区別できそうです。

また、ニホンウナギよりも大型になり、メスでは120cmで5kgにもなります。オオウナギのように成長すると急激に太くなる模様です。成熟には10年あるいはそれ以上かかります(ニホンウナギでは4から15年)。

味は分かりませんが、おそらくオオウナギとニホンウナギの中間的な味ではないかと・・・、いや、食べていないので分かりません(笑)

理由は明らかですがヨーロッパウナギの資源が激減したため、ヨーロッパのウナギ食文化を支えているのがこのモザンビークウナギです。ヨーロッパ向けの天然魚、また養殖魚の輸出を行っていて、今回日本ではこの養殖魚の輸入を開始するようです。モザンビークウナギは今のところIUCN(国際自然保護連合)のレッドリストには含まれていませんが、天然魚・養殖種苗(シラスウナギ)ともに乱獲状態、資源は絶賛減少中です。そこに大口消費国日本や、中国も参戦中とのことですので、彼らの未来は決して明るくはありませんね。




【参考文献】
M. M. Smith and P. C. Heemstra (1986) Smith's sea fishes.
Bell-Cross, G. and J.L. Minshull(1988) The fishes of Zimbabwe.
K. E. Carpenter and V. H. Niem (1999) FAO species identification guide for fishery purposes.
ACE http://www.ace4all.com/knowledge-base/ace-recirculation-systems-for-eel-farming
IUCN http://www.iucnredlist.org/
YOMIURI ONLINE:ウナギ高騰、アフリカ産が救う…初の本格輸入 http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/20120709-OYT8T00225.htm?from=navlk
MSN産経ニュース:アフリカウナギが国内に 不漁で稚魚を輸入、外来種拡大の懸念 http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120410/biz12041010170006-n1.htm
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うなたろう

Author:うなたろう
うたとうなぎをこよなく愛するうなたろうと呼ばれています。今年はうたもうなぎも、うまーく時間をやりくりしたいものです。

(7月26日,記)日本う●ぎ協会では「天然うなぎを売ることが恥ずかしいと思う世の中」にしたいそうです。シラスウナギに全く規制せずに天然親うなぎ関係者に圧力かける彼らの厚顔無恥ぶりはもはやジョークの域ですね。

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