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リンシャン そのに

NさんとTさんは、下流の方のようすを見に行くことになり、一番ウナギ釣りに長けている(?)私がペットボトルの番をすることになりました。

川沿いの護岸に座り、定期的にライトで照らしてペットボトルが倒れていないか見ます。ふっと眠くなった一瞬、ぱっと目を開けると目の前のペットボトルが倒れています。あれは間違いない、オオウナギの穴上に仕掛けたペットボトルです。

すぐに駆け寄って、水中を照らしてみました。たしかに餌は穴の中へ入り、そこから道糸が伸びている。冷静に、と考えながら、ゆっくり川の中へ入り、道糸を持ちました。
軽く引っ張ると、すぐにググッ、ググッとした断続的な引き。間違いない、ウナギ類特有の引きです。

慎重に入り口付近の石を除き、道糸をおもりまで引き出しました。よし、ハリスを持って一気に引き抜くぞ、そう思いハリスを持った瞬間でした。

プツッ

一瞬何が起こったかわかりませんでした。手元には何も付いていない、オオウナギのヌメリのついたハリス。しばし呆然としたあと、悔しさとやるせなさがこみ上げてきました。
ハリスは糸の先が擦れた形跡もなく、くるくると巻いていて、おそらくオオウナギが針を咥え込み、チモトの付近に歯が当たってほどけたと思われました。

NさんとTさんが戻ってきて、事情を話しました。その後もう一方の穴にも餌を差し込んだりしてみましたが、反応はありませんでした。収穫は、オオウナギのヌメリだけか・・・。



しかし、いつまでもぼーっとしているワケにはいきません。このあとも採集の予定があります。とりあえずこの場はこのままにして、先に仕掛けた場所へと戻りました。なんとなく釈然としないまま、Tさんと一緒にペットボトルを回収しはじめました。
順に回収していくと、餌がそのまま残っていたり、穴の中に針が入っていたり。5本目に差し掛かったところ、何か付いている。ウナギです。かば焼きにできるかできないかくらい。はじめに何か掛かっていたら呼ぶ、という約束をしておいたので、一応下流側の回収をしているTさんを呼んで、バケツに慎重に入れました。これでぼうずは逃れた。

最後のペットボトルを回収するときになって、川下の方から、「オオウナギおる」の声。声は冷静でしたが内容はびっくりです。すぐに手に絡まる道糸をほどいて走っていくと、照らしたライトの先にはたしかにオオウナギがゆらゆらと動いています。
しかし糸が岩に引っかかってなかなか危ない状況。水面から出さないように言って、急いで丸ダモを取りに戻りました。丸ダモでゆっくりと尻尾の側から魚体全体を網に入れ、念のため陸に揚げてからバケツに入れました。念願のオオウナギ、ゲットです。

b122.jpg

南西諸島っぽい雰囲気。

b123.jpg

どことなく神々しい、が少し不気味な顔をしています。


オオウナギが釣れてしまったので、それからは終始ほんわかした空気となりました(笑)。今までのストレスが全て解消されたような。
帰り際色々と採集をして、日曜の夕方には家に着きました。

b125.jpg

家に着いたら早速写真を撮影して、調理に取りかかりました。やはり人に見られながら調理するというのは非常に緊張しますね、なかなか、心臓に悪い。
今回は食べ比べということで、オオウナギとウナギ、そしてクロアナゴ(と思われる)を蒲焼きにしました。

b127.jpg

b126.jpg

オオウナギは非常に脂が多く、肉質はやや水っぽい。今回のものは54センチと短いものでしたが、太さはウナギの二倍ほどあって、肉は分厚い。結局焼くのに(タレなしで)45分ほどかかりました。

b128.jpg

左上がクロアナゴ、右上がウナギ、下がオオウナギです。
まずはウナギから。一口頬張って、数回噛むと、異常な味が口中に広がり、体全体がゾクゾクする、まるで毒を食べたかのような気分になりました。今思いだすだけでも気持が悪い。本当に今まで食べた中で最悪なウナギでした。やはり排水の臭気は染みつくものですね。

次にオオウナギを実食。まずはとろっとした感覚が伝わり、口全体にオオウナギの脂が心地よく広がります。ぐっと噛むと外側はフワフワ、しかし一番の内側は肴特有のややパサパサとした感覚があります、そして少し水っぽい。皮は脂が多すぎて火炎放射で焼けてしまったのですが(笑)、硬いながらもうまい皮。後味も臭みはあまりなくて、普通に脂の乗りすぎた、うまいウナギのようでした。

ただし一切れ、二切れ目まではいいものの、それ以降は脂が多すぎ、噛んだ瞬間にまるでバターのような、動物性脂らしい感覚が口全体に広がり、くどく感じます。あまり沢山食べるものではないようです。

それでも、今まで噂で聞き及んでいた、土のような味、とか、不味い、ということはありませんでした。Nさん、Tさんも同様の意見でした。おそらく先達者の方々は、分厚いために焼き方が悪く生焼けだったか、あるいは1m超えの大物でいわゆる“大味”であったということが予想されます。


これで今年最大の目標が達成できました。オオウナギ捕獲は実に一年越しの快挙。協力して下さったNさん、釣りあげたTさんには感謝です。
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comment

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No title

おおおおおおおおおおお!!!!!!!!!
ほんとにオオウナギだwwwすっげぇ!!
沖縄ならいくらでも捕れるんですけどね・・・
川幅1mぐらいで、10mぐらいの範囲に10匹はいるのに・・・
それを和歌山で・・・凄いと思います、さすが。

沖縄の鰻捕り

某日、ある川でペットボトルを並べていましたら、近くで釣りをしていた若者が、「沖縄の子供はそれと同じ方法で海釣りします」と話してました。
鰻はどうやって捕るんだと尋ねましたら、「村総出で1年に一回池の水をくみ出し、膝下の深さになったら皆で池に入りかき回す。呼吸困難になって浮いてきたところを棍棒でなぐって気絶させる」そうです。
調理の仕方については聞き忘れました。

No title

シゲさん

沖縄であれば普通種ですよね。次はM県で狙います、狙わないけど(笑)

ザリガニさん

おそらく厳密には異なる釣り方だと思います。私もその方にお会いしたことがあるかも・・・。沖縄の池であればオオウナギはいるでしょうね。脂の多い大型の個体は味噌仕立ての汁(要は味噌汁)にして食べると美味だそうです。
プロフィール

うなたろう

Author:うなたろう
うたとうなぎをこよなく愛するうなたろうと呼ばれています。今年はうたもうなぎも、うまーく時間をやりくりしたいものです。

(7月26日,記)日本う●ぎ協会では「天然うなぎを売ることが恥ずかしいと思う世の中」にしたいそうです。シラスウナギに全く規制せずに天然親うなぎ関係者に圧力かける彼らの厚顔無恥ぶりはもはやジョークの域ですね。

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