スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

サイト4周年

こんばんは、うなたろうです。ふと、気がついたらサイト開設から4周年でした(しかももう過ぎていた)。

当サイトはウナギ釣りの簡単さや面白さを伝えるため、そして泥抜きに対する多様な価値観をそれぞれに尊重できることを目指して2008年7月20日に開設いたしました。特に開設当初はさまざまなできごとがありましたが、現在では私の主張も、いくぶんか受け入れられてきたように感じています。これは当サイトを訪問してくださるみなさまが、この私のつたない、分かりづらいコンテンツをお読みいただいて、理解してくださるそのおかげと思っております。ついにカウンターも60万に達しようとしております。大変ありがたいことというか、サイト管理者冥利に尽きると思っております。

私は今まで、上記の二点のみを基軸に、サイト運営を行なってまいりましたが(放流問題をのぞく)、今年、ついにウナギ釣り師やウナギ漁師にとって予断ままならぬ事態が生じたことから、胸に秘めていたさまざまな批判や、愚痴、わがままを書き連ねるにいたっております。この点に関しては単にウナギ釣りと天然うなぎを楽しまれておる方々には大変申し訳無いと思っておりますが、ウナギという生き物なしにはウナギ釣りは成立しません。この私の危機感を、どうかご理解いただき、今後とも「天然うなぎ釣り!」およびうなたろうをよろしくお願いいたします。

土用丑まで1週間を切りました

みなさまこんにちは。うなたろうです。

土用丑まであと1週間を切りましたね。世の中のウナギへの関心も高いです。今年は今まで我慢してきたうなぎ各業界への文句を垂れ流しまくっておりますので、ご気分を害されている方には申し訳なく思っておるところです。でも、あまりに身勝手な言い分に、こちらとしても一言二言、言いたくなってくるわけです。


価格うなぎのぼり拍車? ワシントン条約 米、規制検討
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2012071802000100.html

いや、ついにやってきましたね。日本の水産行政があまりにも無策なので、向こうから動かれてしまいました。

アメリカウナギも、日本に随分とやられた時代があります。資源状態もあまりよくない。
2007年にヨーロッパウナギの付属書Ⅱへの掲載が決定し、輸出入が禁止になった時点で、日本は何か対策を取るべきでした。従来からの中国産安ウナギを下支えしてきたヨーロッパシラスなき今、ニホンウナギの乱獲圧がいっそう高まることは火を見るよりも明らかだったからです。このとき方向転換しておけばよかった。安売り大量廃棄システムではなく、持続的な利用を前提とした、長期的な資源の利用です。でもしなかったんですね。自業自得です。

アメリカとしては、エコ・キャンペーンの絶好のネタになりますし、日本はまたただの悪者として白日のもとに晒されることになるやもしれません。私個人としては、これをやってくれた方が、中国産シラスウナギのむやみな乱獲を抑制できる可能性があるため、賛成なのですが、記事中にありますように、「日本の見方では(規制するほど)資源が枯渇している状況ではない」とのたまっていますので、困ったものですね。少なくとも、無秩序な中国台湾でのシラスウナギ乱獲は、日本国内での採捕よりもはるかに問題だと思っていますし、きっとあの方やあの方々も分かっておられると思うのですけれど。以上、戯言でした。

【追記】
Webナショジオでよく的を得たことを書いておられます。ご興味のある方はご一読ください。

ウナギが食べられなくなる日
http://nationalgeographic.jp/nng/article/20120710/315508/

ナガモノ釣り

こんにちは。肩の凝る毎日がつづきますね(特にウナギネタ的な意味で)。

このところ、文句ばかり言ってうなぎ釣りには一度も行けていません。タイミングの良い時に限って、平日の忙しい日だったり。ちょっと前までは平日だろうが休日だろうが何だろうがうなぎ釣りに出掛けていたというのに・・・。

そんなフラストレーションを抱えて、熊野灘の外海の浜にナガモノ釣りに行ってきました。餌はマルソウダの切り身。19時半くらいから釣れ始めて、釣れる釣れる。2時間半ほどで16本のアナゴ類を釣獲しました。

b315.jpg

研究室の友人とあわせた釣果。ちょいきもい。色々写っています。

b317.jpg

ほとんどがこのクロアナゴです。やや不味いですが、小さめの個体はなんとか食べられます。オススメはイワシの蒲焼きのように片栗粉を付けて揚げ、醤油と砂糖と酒で一気に煮立てて味をつけるもの。

b316.jpg

これはハナアナゴです。ほとんど成熟していました。独特の臭いがあり、味の薄い煮穴子ではちょっといただけないかもしれません。味を濃くして炊くか、揚げるか、味醂干しにします。骨はクロアナゴよりは柔らかいです・・・。



さて土用丑もあと2週間と迫ってまいりました。このところ降雨も続いていますし、ウナギ釣りにはもってこいのコンディションです。ぜひみなさまはスーパーコンビニの安売りウナギに騙されず、美味しい天然うなぎを釣って食べていただきたいと思っております。

アフリカ産ウナギのこと

世の中では外国産ウナギに対する関心が案外高いようです。なので、ちょっとだけ、外国産ウナギの紹介をしてみたいと思います。本当は日本に入ってきているすべての外国産ウナギを紹介するつもりなのですが、続くかどうかは未定です(笑)

先日紹介しましたが、アフリカから輸入を開始したウナギ、これがモザンビークウナギAnguilla mossambica(アンギラ・モザンビカ)です。

Anmos_u0.jpg
photo by Fish Base

モザンビークウナギは東アフリカ、マダガスカルやモーリシャスといった、南西インド洋の淡水域に生息しています。ちなみに東アフリカにはほかにも、オオウナギAnguilla marmorataAnguilla bengalensis labiataAnguilla bicolor bicolorの3種が生息しています。日本では通常ニホンウナギのみか、まれにオオウナギというかんじなので、全然違いますね。

モザンビークウナギはニホンウナギと比べて体色が黄土色からオリーブ色であること(オオウナギのような目立った模様はありません)や、背鰭の位置が少し前側に位置すること、上顎歯が帯状に広がる(ニホンウナギでは細い列になる)ことなどで比較的容易に区別できそうです。

また、ニホンウナギよりも大型になり、メスでは120cmで5kgにもなります。オオウナギのように成長すると急激に太くなる模様です。成熟には10年あるいはそれ以上かかります(ニホンウナギでは4から15年)。

味は分かりませんが、おそらくオオウナギとニホンウナギの中間的な味ではないかと・・・、いや、食べていないので分かりません(笑)

理由は明らかですがヨーロッパウナギの資源が激減したため、ヨーロッパのウナギ食文化を支えているのがこのモザンビークウナギです。ヨーロッパ向けの天然魚、また養殖魚の輸出を行っていて、今回日本ではこの養殖魚の輸入を開始するようです。モザンビークウナギは今のところIUCN(国際自然保護連合)のレッドリストには含まれていませんが、天然魚・養殖種苗(シラスウナギ)ともに乱獲状態、資源は絶賛減少中です。そこに大口消費国日本や、中国も参戦中とのことですので、彼らの未来は決して明るくはありませんね。




【参考文献】
M. M. Smith and P. C. Heemstra (1986) Smith's sea fishes.
Bell-Cross, G. and J.L. Minshull(1988) The fishes of Zimbabwe.
K. E. Carpenter and V. H. Niem (1999) FAO species identification guide for fishery purposes.
ACE http://www.ace4all.com/knowledge-base/ace-recirculation-systems-for-eel-farming
IUCN http://www.iucnredlist.org/
YOMIURI ONLINE:ウナギ高騰、アフリカ産が救う…初の本格輸入 http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/20120709-OYT8T00225.htm?from=navlk
MSN産経ニュース:アフリカウナギが国内に 不漁で稚魚を輸入、外来種拡大の懸念 http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120410/biz12041010170006-n1.htm

アフリカ産活鰻輸入開始によせて

うなたろうです。心地よくないニュースばかりが目に入ってまいりまして、本当にいやになりますね。

うなぎ激減 アフリカ産を初輸入
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120703/k10013283161000.html

画像を見るに、これはAnguilla mosambica(アンギラ・モザンビカ)という、東アフリカ沿岸やマダガスカル近海に生息するウナギです。

すでに食品検査会社のリストにも入っています。
http://www.visionbio.com/genetic/fish_shellfish/list-02.html
(誰が和名つけたんだろう・・・)

日本人はすでに、ヨーロッパウナギAnguilla anguillaを食い尽し、ヨーロッパの鰻食文化を根こそぎ破壊しました。しかも「無知」の名のもとに、です。オーストラリアのウナギであるAnguilla australisやAnguilla reinhardtiはすでに資源状態があまり芳しくないような話も耳にします(Australian Fisheries Resoucesより)。で、今度はアフリカですか。そうですか。捕れればなんでもいいというわけです。

かつて日本の遠洋漁業は、ひたすら捕り尽し漁業を繰り返し、世界各地の漁場を荒らし回りました。世界の先進国の漁業が持続可能な資源保護政策へと転換していく中で、日本の漁業はそういった視点で水産資源を持続的に利用しようとせず、小手先の放流や、漁場拡大、未利用資源の開発といったまやかしでごまかし、自らの首を絞め続け、ついには漁業(政策)後進国となりつつあります。ウナギでも過去の行為を反省もせずに、このようなインチキ水産行政がまかり通り続けていくことに対して、消費者が声を上げていくことが必要なのかもしれません。
プロフィール

うなたろう

Author:うなたろう
うたとうなぎをこよなく愛するうなたろうと呼ばれています。今年はうたもうなぎも、うまーく時間をやりくりしたいものです。

(7月26日,記)日本う●ぎ協会では「天然うなぎを売ることが恥ずかしいと思う世の中」にしたいそうです。シラスウナギに全く規制せずに天然親うなぎ関係者に圧力かける彼らの厚顔無恥ぶりはもはやジョークの域ですね。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
うなぎのひるね
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。